NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の第24話が12日に放送された。

 

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、暢子(黒島結菜)がフーチャンプルーを作った、ある夜。暢子の卒業後の東京行きを巡り、母・優子(仲間由紀恵)が始めた議論は、思いもよらぬ展開を見せていく。姉の良子(川口春奈)も実は暢子の上京のためにお金を作っていて、言い出す機会を探っていた。だが議論の最中に、家を出て行った兄の賢秀(竜星涼)から、手紙が届く。それはその後の家族の運命を大きく変えていく内容だった。賢秀は東京でプロボクサーになり、デビューしていた。そして60万円を比嘉家に送った。これで比嘉家の借金を返せるようになった。暢子は賢秀に電話し「東京でチバリヨー」と言われ、上京して料理人になることを決意する。

 

衝撃のニーニー、賢秀(竜星涼)の転身にネットも仰天。また、賢秀が所属するボクシングジムの安里会長として、具志堅用高が登場した。

ネットでは「レジェンド」の登場に大きな反響があり、「ニーニー、もしや具志堅用高がモデル?」など、今後の展開に期待する声も相次いだ。

具志堅の朝ドラ出演は、2001年4月から9月まで放送された「ちゅらさん」以来という。NHKの公式ツイッターには、今回の出演に当たっての具志堅のコメントも投稿された。

「沖縄本土復帰50年の記念すべき年に、沖縄を舞台としたドラマに出演できるなんて本当に幸せです。沖縄出身のジムの会長役ということで、実際にボクシングジムで撮影をしたんだけど、いやぁ気合いが入りました! セリフが当日にひとつ増えたのにはびっくり。必死で覚えたよ(笑)」と、撮影を振り返った。

ヒロイン黒島結菜にも触れ「黒島結菜さんは一生懸命で可愛らしい方。話し方や表情から、ウチナーンチュらしさが伝わってきてね。私も今まで『ちむどんどん』な経験を沢山してきましたよ。子供の頃の運動会、上京する時、タイトルマッチの前、どれも大切な思い出です」とした。

さらに「物語で私が気になっているのは賢秀。ウーマクー(やんちゃ坊主)だけど一本筋が通っていて憎めない。これからどう成長するか楽しみなんです、皆さんも私と一緒に彼がどうなっていくか最後まで見てほしいなあ」と、視聴者に呼びかけている。

同作は沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。