第75回カンヌ国際映画祭が17日(日本時間18日未明)、フランス南部カンヌで開幕した。コンペティション部門に是枝裕和監督の韓国映画「ベイビー・ブローカー」が出品され、他の20作品と最高賞「パルムドール」などを競う。映画祭は28日(同29日)まで。

開幕式には、ウクライナのゼレンスキー大統領がオンラインで登場。チャップリンの映画「独裁者」に言及し、ロシアのプーチン大統領を念頭に「独裁者は敗れると確信している」と訴えた。

開幕上映は大ヒットした日本映画「カメラを止めるな!」をリメークした、フランスのミシェル・アザナビシウス監督による「キャメラを止めるな!」が飾った。ゾンビ映画を撮影することになった監督らを描くコメディーで会場は爆笑に包まれた。

両作品に出演している竹原芳子もアザナビシウス監督らとレッドカーペットを歩き、上映会に参加。終了後、観客から約5分間拍手が送られると満面の笑みで応え、感極まったように目を拭う姿も見られた。

日本作品では「ある視点」部門に早川千絵監督の「PLAN75」が出品。クラシック部門で河瀬直美さんが総監督を務めた、昨年の東京五輪の公式記録映画「東京2020オリンピック SIDE:A」が上映される。先鋭的な作品を紹介するACID部門に山崎樹一郎監督の「やまぶき」が出品されている。(共同)