成田凌(28)が19日、都内で行われたhuluオリジナル「あなたに聴かせたい歌があるんだ」(萩原健太郎監督、20日一挙配信)配信スタート記念イベントで、作品にちなんで後悔していることを聞かれ、中学時代にスライディングしなかったばかりに、ゴールを決め損ねたエピソードを初披露した。

成田は「信じられないペースで思い出すのが、中学のサッカーの試合。あのタイミングでスライディングしたら(ゴールを)決められていた。もっと戦える人間に育った。あれ、スライディングしていたら…人生、変わったなと。(話が)小さすぎて、初めて人に話した。痛いことは嫌だなと(思いながらサッカーは)やっていた」と振り返った。

さらに「(もし、スライディングしてゴールを決めていたら)嫌なことに戦える人間になって、ここにいなかったと思う」と繰り返した。その上で「今で(話すことが出来て)消化できたと思う。あれを、しないから今があるんだと言ってあげたい」と自らに言い聞かせるように語った。

「あなたに聴かせたい歌があるんだ」は、小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」で知られる作家・燃え殻が映像化のために書き下ろした完全オリジナルの物語。成田は劇中で、役者になる夢を諦めきれずに、もがく荻野智史を演じた。