元乃木坂46の若月佑美(27)が20日、東京近郊の稽古場で、舞台「薔薇王の葬列」(6月10~19日、東京・日本青年館ホール)の公開稽古を行った。中世イングランドの権力闘争を描いた作品で、両性具有の主人公リチャードを、若月と有馬爽人(21)がダブルキャストで回替わりで演じる。

若月は「男女でのダブルキャストと聞いて、非常におもしろいなと思いました。実際、稽古をしてみると、自分1人で男性らしさを出そうと思うと限界がある。一緒に稽古をすると、こうしたら男性らしく見える、こうしたら女性らしく見えると分かるので頼もしい」と話した。

それぞれのバージョンで稽古が行われ、若月、有馬は自分の出番ではない時も、互いの演技を真剣に見ていた。この日は殺陣の場面も公開され、若月は短剣を使って鋭い動き、表情を見せた。

人気漫画のアニメ版が原作。若月は「とてもおもしろい舞台になるんじゃないかと思いますし、そうしないといけない」、有馬は「原作以上のリチャードを見せたい」と意気込みを語った。

ほか和田琢磨、君沢ユウキ、高本学、加藤将、瀬戸祐介、廣野凌大、星波、藤岡沙也香、田中良子、谷口賢志が出演。この日、佃井皆美の出演も発表された。