北川景子(35)が20日、都内で行われた映画「大河への道」(中西健二監督)の初日舞台あいさつで、映画の魅力を熱く語った。北川は、映画のメインテーマである伊能忠敬が作り上げた日本地図「大日本沿海輿地全図」を、エジプトの世界遺産ピラミッドと並ぶ、偉大な遺産だと強調した。

「大河への道」は、日本地図を作成した伊能忠敬の地図作成秘話を描く。立川志の輔の落語にほれ込んだ中井貴一(60)が自ら企画し主演を務め、出演者が過去と現代で一人二役を演じる。

北川は、公開まで作品の魅力を訴えてきた中で、石を積み上げて作ったピラミッドと、人が自らの体を使って測量する伊能の日本地図は、ともに原始的な方法で少しずつ地道に作り上げられた点で、驚きがあると語ってきた。「何げなく見ていた地図が、1人が作りたいって言ったことで何人もの人がついていって。諦めずにやらないと出来ないことだと思った」とスケールの大きさをアピールした。

また「コロナ禍での撮影だったのでみんなで協力して作品を作り上げることと映画の内容がリンクした。心を通わせれば大きなことを成し遂げられるんだと勇気をもらったので見ていただけるのがうれしい」と話した。

松山ケンイチ(37)岸井ゆきの(30)和田正人(42)田中美央(47)中西健二監督も登壇した。