米俳優トム・クルーズ(59)が23日、都内で主演映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督、27日公開)来日会見を開いた。

トム・クルーズは、1986年(昭61)の出世作「トップガン」から36年の時を経て「トップガン マーヴェリック」を製作した理由について「ファンの皆さんのために作っている。私は準備が出来ていなかった。やりたいことがいっぱいあった。(『トップガン』には)特別なものがあったし、ちゃんとしたところを見いださないと。観客に、操縦席に座っているような感覚を持って欲しかった」と語った。その上で「ご覧になって感じていただけると思うけれど、F18のコックピットにいる感覚を味わっていただけると思う。最先端の技術を使っても人間ドラマがある。生きることをたたえるような作品…最初の作品を見て感じたように、最高だと感じていただけると思う」と胸を張った。

そして「単に映画を作っているわけじゃない。限界を超える、何か、もっと出来るんじゃないかと思い作った」とも語った。続編を作るには、観客にまるで自分が操縦席に乗っているような感覚を持ってもらえるような新たな撮影技術が出てくること、そうした技術を用いた上で、人間ドラマをしっかり描ききること、そのための準備期間が必要だったということを示唆した。