米俳優トム・クルーズ(59)主演映画「トップガン マーヴェリック」(ジョセフ・コシンスキー監督、27日公開)ジャパンプレミアが24日、横浜港大さん橋で行われた。席上に、クルーズから「日本の母」と慕われる、映画字幕翻訳家で通訳の戸田奈津子さん(85)が駆けつけた。

クルーズの来日は、18年7月の「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」以来、3年10カ月ぶり24回目となった。戸田さんは久々の生対面に「いやぁ~もう、相変わらず、すてきでございます。全然、変わらない。私、40年、付き合ってきましたからね」と目を細めた。

通訳は引退しても「日本の母」としての存在感は絶大で、多くのカメラマンが戸田さんの姿を見つけると、シャッターを切った。「日本の母」と呼ばれることについて「そんなこと失礼よ、彼に…。彼のお母さんにも失礼です」と笑みを浮かべた。

この日、クルーズは、3年10カ月ぶりに再会した日本のファンとの交流を1時間強にわたって楽しんだ。戸田さんは「本当に、ファンが大好きだから…」と感慨深げに口にした。