画家としても活躍するタレント木梨憲武(60)が3日、展覧会「木梨憲武展Timing-瞬間の光り-」(4~26日、東京・上野の森美術館)開幕を前に同所で会見した。

木梨は14年から16年まで、「木梨憲武展×20years」を全国8会場で開催し、アーティストとして高い評価を受け、18年には英・ロンドンでも個展を開催。今回の美術館ツアーは18年7月からスタートも、コロナ禍で東京開催が延期となり、今回がグランドフィナーレになる。

木梨は「コロナ禍で延期になりましたが、その間に新しい作品もできました。悲しいテーマの作品はほぼないので、何かを感じて変換して、明日に向かって助けたり、助けてもらったりしたらいいなと思います」。作品は絵画だけでなく、4メートルほどのオブジェなどもある。「いろいろな方にサポートしていただきました。このオブジェは太陽の塔のような大きさにしたい。その中でお茶を飲める喫茶店にしたい」と夢も語った。

作品の展示などでは、各会場とも妻の安田成美(55)が参加している。木梨は「僕は昨日は『スッキリ!』の生放送を終えてきたんですが、成美さんが、おもしろかった、と言ってくれました。あー、よかったと。それから一緒に仕上げました。スタッフを含めて、浅草でてんぷらを食べました」。

番組で共演するキャイーン天野ひろゆき(52)の作品も展示されている。「15歳の時に描いたという絵がよかったので、飾ることにしました。ポストカードも2000枚すりました。1枚150円ですが、売れ残ったら、アマノッチが買い取ることになっています」と笑わせたが、会見の冒頭には天野も乱入してあいさつした。

木梨は展覧会について「見てくださった方が、表現したくなるような作品です。描くのは難しくなく、展覧会をやるのに資格はいりません。思ったこと感じたことを、色や線で描いたものなので、それを感じてもらって、新しいことをやろうと思ってもらえたらうれしい。作品にテーマはつけてありますが、それぞれ自由にタイトルも感じてください。余白のある展覧会です」とPRした。