井ノ原快彦主演のテレビ朝日系刑事ドラマ「特捜9 season5」(水曜午後9時)の第11話が15日に放送され、平均世帯視聴率が10・7%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・1%だった。

井ノ原演じる警視庁捜査一課特別捜査班(特捜班)主任・浅輪直樹をリーダーに、個性派メンバーがぶつかり合いながら事件解決に挑む人気シリーズ。

第11話では…。

鑑識活動の講習会に登壇する猪狩哲治(伊東四朗)。参加する刑事の中に、小宮山志保(羽田美智子)の姿もある。講習内容は、10年前、猪狩が実際に現場鑑識に入った事件について。ある飲食店で被疑者に突き飛ばされ、頭を強く打ち付けた被害者が死亡。証拠は十分に採取され、取り調べ当初は被疑者も殺害を認めていたが、裁判所が出した判決はなんと無罪だった。その時、志保のスマートフォンに浅輪(井ノ原)から事件を告げるメールが飛び込んできた。

あるマンション。背中から血を流し絶命している被害者・香野裕哉の姿が。臨場した直樹と高尾由真(深川麻衣)ら特捜班メンバーは、凶器はプロが使用する刃渡りの短い包丁であることを知る。背中の刺し傷以外、争った形跡は見つからない。犯人は香野と面識があった可能性が高い。

やがて、香野は10年前に殺人事件を起こしたが、正当防衛が認められて無罪になっていたことが判明。志保は講習の内容を思い出し、猪狩に話を聞きに行くのだった。

青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)、そして国木田班長(中村梅雀)は、飲食店を営む、当時の被害者の父親・剛田浩司に注目。正当防衛とはいえ、息子を殺された恨みによる犯行なのだろうか?

やがて、三ツ矢翔平(向井康二)が香野のスマートフォンを解析すると、最近、頻繁に連絡を取っていたフリーの事件記者の存在が明らかになった。