NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の15日に放送された第48話の平均世帯視聴率が15・7%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第35話の17・2%だった。平均個人視聴率は8・9%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。

あらすじは、暢子の勤めるフォンターナのシェフ・二ツ橋(高嶋政伸)は、とうとう退職願を房子(原田美枝子)に渡した。店がどうなってしまうのか、暢子は心配でたまらない。

そんなとき、沖縄やんばるから、優子(仲間由紀恵)が歌子(上白石萌歌)を連れて上京してくる。相変わらず原因のはっきりしない発熱が続く歌子に、東京の病院で検査を受けさせるためだった。大都会に驚くばかりの歌子。周囲と楽しそうにしている暢子を見て複雑な胸中を明かす。「うちだけ、同じところをグルグル回っている。子どものときから1ミリも成長していない。仕事も恋愛も結婚も何もできないまま死んでいくと思う。そういう運命」と話す。