生田斗真(37)尾上松也(37)が16日、都内で、同日配信開始のNetflixドキュメンタリー「生田斗真 挑む」記者発表会に出席した。

昨年8月に上演され、生田と松也が共演した「尾上松也・歌舞伎自主公演 挑むVol.10~完~新作歌舞伎『赤胴鈴之助』」の舞台裏に2カ月半密着したドキュメンタリー作品。

高校時代からの親友で、「いつか一緒に歌舞伎をやろう」という夢をかなえた2人。歌舞伎初挑戦の奮闘が世界配信されることになり、生田は「まさか舞台が実現すると思っていなかったし、Netflixさんで世界の方に見ていただけるとは。いまだに実感は湧かないけれど、たくさんの人に見ていただきたい」と笑顔を見せた。

和楽器の音色に包まれながらの稽古には「自然と自分のルーツを感じたし、日本の俳優だったんだなと感じさせてもらった。歌舞伎が長い間人々に愛されてきたことの端っこはつかめた気がしました」。また「今回挑戦したことで、僕の人生は大きく変わったと思います」と与えた影響の大きさも語った。

松也は「僕が彼と一緒にやりたいとお願いしたのは学生時代。軽く言ったようで、ずっと考えていた」と明かした。稽古では「どう生田斗真を歌舞伎役者として仕上げるのかがミッションだった」と振り返りつつ、「僕はできるとふんでいたけど、たくさん不安をかけたと思う。でも、最終的には僕の目は間違いではなかった。『どうだ!俺の生田斗真、どうだ!』と言っていたし、彼の誠心誠意歌舞伎に向かう気持ちが(共演の)みんなに伝わった瞬間があった」と親友の頑張りをたたえた。

会見会場には学生当時の2人の写真も飾られた。ツーショットの多さに、生田は「学生時代の写真を見ると、必ず松也君の隣にいるんです。なんかちょっと恥ずかしい」と照れた様子。家族ぐるみの付き合いも長く、松也も「高校時代は必ずどちらかの家から通っていたので、隣にいないと落ち着かなかったんじゃないかな」と笑った。