広末涼子(41)が17日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(西谷弘監督)初日舞台あいさつで、自身のナンバーワンを聞かれ「ママ」と即答した。

広末は劇中で、東京を離れ、閉ざされた離島に住む資産家の蓮壁家から、リフォームを請け負う冨楽朗子を演じた。これまで、舞台あいさつにも登壇してきたが「本当に私、ネタばれにつながるようなことばかりで、何もお話しできなかった」という。

その上で「出来上がりを見て、とにかくみんな格好良かった。ガンちゃんさんのリアクション芸のキュートさもあって…守りたくなっちゃう」と若宮潤一を演じた三代目 J SOUL BROTHERS岩田剛典(33)を絶賛。さらに「究極は、ディーンさんのセクシーな、よく分からない部屋着からはじまりロングコート…最後は、あの叫びでしょ? おなかいっぱいで帰れますよね」と主演のディーン・フジオカ(41)を、さらにたたえた。そして「女性にとっては、いろいろな男性の美しさを見せてもらったんじゃないかな。美意識、映画の重厚感を味わわせてもらえる映画だと思いました」と作品を振り返った。

自身のナンバーワンのものについて聞かれると、広末は、まず「本(台本)を読んだ時、ちょっとお引き受けするか悩んだんです。私…暗い、悲しい作品が嫌いで。最後は悲しいし地震、誘拐、自傷行為とか…つらい、どうしよう。見られる方が、どんな気持ちになるか」とオファーを受けた際、ためらいがあったと明かした。その上で「結果的にお引き受けして、すてきな作品になって良かった。私の役は、母親としての愛情深さ…娘を大切にする愛の深さゆえに運命に翻弄(ほんろう)される」と、作品と自身の役どころについて語った。その上で「私にとっては母かな…やはり、ママあっての自分で。産んでもらって、育ってもらっては、もちろんだけど…ママのフォローがなかったら無理だなと思うと、やっぱりママがナンバーワン」と母に感謝した。