東山紀之(55)が23日、都内で、Amazonオリジナル主演ドラマ「GAME OF SPY」(24日から配信)のイベントに出席した。約30年ぶりの共演となった渡部篤郎(54)と“兄弟”らしい仲のいいやりとりを見せた。

イベント前、スタジオに入った東山は「渡部くん、(イベント開始まで)時間あるから、どう? 久々に一緒に歌う?」とジョーク交じりに尋ねた。渡部は「いや、俺はいいです」と苦笑い。和やかなムードでスタートした。

ドラマは世界中の犯罪者からターゲットにされる日本を舞台に、極秘スパイ機関「GOS」が人知れず国を守るため活躍する姿を描く。東山は「GOS」のチームリーダーで日本屈指のスパイ、羽柴猛を、渡部は内閣官房長官の白鳥健造をそれぞれ演じる。

2人は93年のドラマ「琉球の風」で兄弟役で共演した。東山が「30年ぶりですか。すてきな俳優さんになられて」と渡部を称賛すると、渡部は「感慨深いものがありますよ。兄さん(東山)は、当時から大スターでしたから。私は本当に出たばかりの若者でした」と振り返った。

さらに渡部が「今、こうやって(共演しているのは)自分を褒めてあげたいですよね」と言って笑いを誘うと、東山は「もうしゃべり方とか、たたずまいが、政治家みたいだもん」とツッコんだ。

渡部は「少し長くやっていますと、こういう何十年ぶりって、あるじゃないですか。当時を思い返して、とってもいい機会でした」とほほ笑んだ。東山も「30年たっているって感じがしなかったな。この仕事だからこそ、こういう再会ってできると思うので。いい出会いだったなと思います。時間が感じられない」としみじみ語った。

共演の小澤征悦、ローレン・サイ、松平健も出席した。