老舗レコード会社「テイチク」の若手男性歌手7組10人によるユニット「テイチクサムライ」が25日、東京・北区の北とぴあで初のコンサートを行った。

コロナ禍の世の暗いムードを一刀両断に切り、歌謡界の新時代を切るとの思いから「サムライ」と命名した。

最年長のリーダー松原健之(42)は「レーベルメートで仲が良い7組ですが、それぞれの個性があり、存在感を発揮しています。コンサートではみんなで協力をして、音楽好きな人に恩返しをしていきます」と意気込みを語った。

中盤には先輩の前川清がビデオで応援メッセージを寄せた。「世の中の暗いムードをフレッシュでパワフルな歌で明るく元気づけてもらいたい。『テイチクサムライ』のみんな、頑張ってほしい」。

歌唱ではそれぞれの新曲や、石原裕次郎さんのヒット曲「ブランデー・グラス」など先輩歌手の曲を披露。演歌歌謡曲だけでなく、SMAPの「夜空ノムコウ」や嵐の「A・RA・SHI」などジャニーズのヒット曲も織り交ぜて約1000人のファンを何度もわかせた。

約2時間半のステージを締めくくったのは、BEGINの「笑顔のまんま」の大合唱。コロナに負けず、「笑顔のまんま」での再会を誓った。

今後、サムライコンサートを全国で展開する予定だ。