サザンオールスターズ桑田佳祐(66)が25日、TOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)に出演し、21日放送のNHK報道番組「クローズアップ現代」(月~水曜午後7時30分)で桑田とのハモりを披露した同局の桑子真帆アナウンサー(35)を絶賛した。

「クローズアップ」初出演となった桑田は、ボブ・ディランの反戦歌「風に吹かれて」の和訳バージョンを披露。その際、桑子アナに突如「ハモり」を依頼していた。ラジオで桑田はリスナーからの「桑桑コンビ最高」とのコメントに喜ぶと「番組に出させていただくという大変なお話を頂いたとき、まあ、歌うのが早いかな、と思って。『風に吹かれて』を和訳でもどうかな、と。つきましては、桑子さんハモってくれないかな、と私が言い出してね」と回想した。

周囲は心配したというが、桑田は「絶対あの人、歌うまいから、って勝手に。そういうイメージだったの。あの人なら音楽的な才能も絶対あるから、ハモってもらおうよ、って言ってね。当日ですよ」と、ピアノが特技の桑子アナの音楽的才能を確信していたことを明言。「会ったとたんに『桑子さん、ハモってもらえませんか』『え~っ』みたいな、そんな感じですよ」と笑いながら、「案の定、すぐに5度上のハモを付けてくれまして」と、桑子アナのセンスを称賛した。

桑田は、“ムチャぶり”だったことをあらためて説明。「いきなり、ワンテイクですよ、あれ、桑子さん。もうワンテイクぐらい撮っとけばいいかな、と思ってよかった。桑子さんがハモってくれて、感動しちゃって、ワンテイクですぐギター置いちゃった」としみじみ振り返ると、「風に吹かれて」の和訳バージョンをあらためてギター1本で歌い上げた。

「クローズアップ」では、先月23日に桑田が発表した、佐野元春(66)世良公則(66)Char(66)野口五郎(66)の同級生4人をゲストに迎えてのチャリティー・ソング「時代遅れのRock’n’Roll Band」などが特集された。桑田をインタビューした桑子アナは、ハモりを披露した後には「まさか聞かせていただくだけじゃなくて、一緒に歌わせていただくなんて。本当にありがとうございました。一生忘れません」と、感激の面持ちを見せていた。