東京電力管内で「電力需給逼迫(ひっぱく)注意報」が出るなど全国的に「電力不足」が深刻となる中、ネット上では原発再稼働の是非をめぐる議論が繰り広げられている。

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏は28日、「暑くても原発依存はダメ!!」のタイトルでブログを更新。「電力も予備電力が3%台になるとエアコンのストップと交換にすぐに原発再稼動を叫ぶ人もいます」と、再稼働推進派の声に言及し、「でも、なんと言う短絡的発想でしょうか?ガッカリします みなさんはどう思いますか? 叡智を集めたいですね!」と、再稼働に反対の立場を示した。

元「2ちゃんねる」管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏は29日、ツイッターで「原子力や石炭発電の是非は人が死なない余裕のある時の話。停電で人が死ぬのであれば、旧安全基準で原子力発電所を稼働。猛暑が過ぎてから安全基準の再設定やら原発反対やらをやるべきだと思ってる少数派のおいらです」と、自身の考えを示し、「与党を含む多数派は、原子力発電所を動かさないで人が死ぬ方を選ぶようですね」とチクリとさした。

また、エネルギーアナリストの大場紀章氏はツイッターで「電気が足りない中で、火力はダメ、再エネか原発かという議論は 糖質を悪者にして糖質ダイエットやってたら、血糖値が下がってやばくなってるのに、肉か野菜かどっちが大事かを議論しているようなもの」と指摘した。