竹内涼真(29)が主演するテレビ朝日系連続ドラマ「六本木クラス」(7月7日スタート、木曜午後9時、初回は10分拡大)の制作発表会見が29日、都内で行われた。

韓国で大ブームとなり日本でも話題を呼んだ「梨泰院クラス」のリメーク。竹内は「素晴らしい原作を新しいキャストでドラマを作っています。きっと楽しい作品になると思う」と自信を見せた。

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初回放送の7月7日は七夕の日。竹内は短冊に「六本木クラス大ヒット」と熱い願いをしたためた。「まずはこの作品を皆さんに見てもらえてヒットしてほしい。そして撮影終了まで、みんな健康でいいチームワークで撮影を乗り越えたい」。

韓国で大ブームとなり日本でも話題を呼んだ「梨泰院クラス」のリメークで日本初のドラマ化。自身を絶望の淵に追いやった巨大飲食産業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)に報復を誓った宮部新(竹内)が、六本木に居酒屋「二代目みやべ」を開店、飲食業界のトップを目指す物語だ。

竹内は主演が決まった際、意外にも驚いたという。「僕も『梨泰院クラス』を見ていて、素晴らしいドラマだと思っていたので、お話をいただいたときはビックリした」と振り返る。その後で「選んでいただいて光栄。全力で頑張りたい」と決意を固めた。丁寧な役作りに定評のある竹内。今回も“宮部新”になるためにまずは髪形を一新した。当初は、原作の主人公と同じ髪形案も出たが「僕の中の『宮部新』のイメージやスタッフのイメージをすりあわせた」という。「これになって3カ月くらいで、だいぶなじんできた。めちゃくちゃ涼しい。ドライヤーも30秒かからない」。“短髪のメリット”を説明する表情は、すっかり宮部新になっていた。

この日はダブルヒロインの新木優子(28)平手友梨奈(21)、香川も出席。香川は「本家を超えることができるようにいろいろ努力しています」。ドラマでは宿敵となる竹内と同様、自信をにじませる言葉でアピールした。【松本久】

◆梨泰院クラス 20年1月から3月に韓国で放送された飲食業界を舞台にした復讐(ふくしゅう)劇。パク・ソジュン演じる主人公パク・セロイが、前科者になりながらも、愚直に成功を目指す姿に仲間が集まる。梨泰院(イテウォン)はソウルの繁華街。全16話。宿敵のチャン・デヒをユ・ジェミョン、幼なじみのオ・スアをクォン・ナラ、右腕となって奮闘するチョ・イソをキム・ダミが演じた。