TBSは6日、東京・赤坂の同局で、定例社長会見を行った。佐々木卓社長は、「SASUKE~Ninja Warrior~」のセットが障害物レースのオリンピック(五輪)競技化に向けたテスト大会で使用されることについて言及した。

「SASUKE」は97年から同局系で放送。世界160以上の国と地域で見られ、現地版も20カ国以上で制作されている世界的な人気番組とされている。「こういうことが実績を評価されて、団体の方に要請を受けた。うれしく思いながらテストに協力しています」。

テレビ番組のコンテンツがオリンピック種目になる可能性があることについて、「過去に例を見ない画期的なこと。TBSとしてもうれしいですけど、テレビに携わる人にとっても、とても画期的。テレビの力をみせる、テレビの役割を果たすということ、世界の人に影響を与えるということで、ものすごく光栄でうれしいなと思います」と思いを明かした。

SASUKEの魅力については「言語がいらない万国共通のフォーマット。努力している人が報われたり、努力しても報われなかったりする人間模様が感動を呼ぶのでは」とした。