劇作家つかこうへいさん原作の舞台「蒲田行進曲完結編 銀ちゃんが逝く」の舞台あいさつが8日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで行われた。10年7月に死去したつかさんの十三回忌追悼公演として上演される。

「蒲田行進曲」は80年に同所で発表されたつかさん代表作の1つ。東映京都撮影所を舞台に、主演映画撮影に意気込むスター俳優銀ちゃんが、子分の大部屋俳優ヤスに、自分の恋人小夏を押しつけるところから物語が展開していく。

主演の銀ちゃんを味方良介(29)、ヒロイン小夏役を元乃木坂46北野日奈子(25)、ヤス役はNON STYLE石田明(42)が務める。

4月に乃木坂を卒業し、女優としての初公演となる北野は「『小夏』はみんなに愛される役なので、私もこの舞台に立っている間は皆さんから愛されてると思う。卒業後、初めての大きなお仕事で、素晴らしい皆さんの中に入って、こういう経験ができることを幸せに思いますし、このタイミングでこの作品に出会えたことに感謝しています。最後まで頑張ります」と意気込みを語った。

公演は8日から18日まで同所で。23日からは「初級革命講座 飛龍伝」が十三回忌追悼公演として同所で上演。