昨年9月末まで放送された日本テレビ系バラエティー番組「アナザースカイ」が、10月期から再スタートすることが検討されていることが14日、分かった。13年間続いた人気番組だったが、新型コロナウイルスの流行で海外ロケが難しくなったことなどを理由に終了。関係者によると、徐々に渡航後の隔離期間が短くなるなど醍醐味(だいごみ)であった海外ロケの実現可能性も高まってきたことなどから、復活へ向かうことになった。

番組では「夢の数だけ空がある」をテーマに、毎回招くゲストが世界や日本国内のゆかりある土地を訪れる様子に密着。ロケVTRなどを見ながら、スタジオでゲストの人生を掘り下げていくトーク番組となっている。08年10月に今田耕司(56)とバレエダンサー宮尾俊太郎(38)をMCに放送を開始し、放送枠やタイトル、女性MCの変更を経て、昨年8月からは今田とモデルの佐藤晴美(27)がMCを務めていた。

コロナ禍以降は国内ロケ中心に切り替えてしのいでいたが、やむなく終了を決断。惜しむ声は多く、今年6月12日には今田と佐藤のMCを据え置き、復活スペシャルも放送した。タレントのローラと、モデルで俳優の大平修蔵が出演して海外ロケも敢行。米ロサンゼルスで暮らすローラの自宅を公開したほか、大平とはフランス・パリで美術館などを訪問し、再出発への布石も打っていた。

 

◆アナザースカイ 08年10月に金曜午後11時からの30分枠でスタート。毎回1人のゲストを招き、「海外の第2の故郷」や「憧れの地」をテーマに同地へ赴いた映像を見ながらトークを進める。MCは初回から務める今田耕司のみが唯一残る形で、ほかは宮尾俊太郎、LIZA、長谷川潤、岸本セシル、瀧本美織、中条あやみ、広瀬アリス、日テレの岩本乃蒼アナ、河出奈都美アナ、佐藤晴美が歴任。2度の放送枠とタイトル変更があったが、基本的には深夜帯の放送を維持し、人気を博した。