なにわ男子道枝駿佑(19)福本莉子(21)が20日、都内で、ダブル主演映画「今夜、世界からこの恋が消えても」(三木孝浩監督、29日公開)完成披露イベントに出席した。25日に20歳を迎える道枝は、共演者と観客からサプライズで誕生日を祝われた。

フォトセッションの時間になると会場が暗転し、ケーキを持った福本が登場。「お誕生日おめでとうございます」と祝福されると、道枝は「え~まじっすか!」と驚きの表情を浮かべた。同時に、観客が振るペンライトを見て「ライブが始まるのかと思った」と笑った。20歳の心境も語り、「大人になるにつれて考えることも増える。しっかり頑張っていきたい」と意気込んだ。

共演陣は、落ち着いた雰囲気の道枝がまだ10代だったことに驚いた様子。古川琴音(25)は「撮影中に『私、こういうお酒が好きなんだよね』と話してしまった」と、申し訳なさそうな表情で笑わせた。道枝演じる透の姉役を務めた松本穂香(25)は「自分の心と体を一番大切に、いろんなすてきな人と出会って、とにかく幸せでいてください」とメッセージ。本当の姉のような言葉に、道枝は「はい。ありがとうございます」としみじみ感謝した。

眠ると記憶を失う「前向性健忘」を患った女子高生・日野真織(福本)と、真織を献身的に支えながら自身も秘密を隠す同級生・神谷透(道枝)のラブストーリー。映画初主演の道枝は「記念すべき初主演映画なので、いよいよ公開されるのかと感慨深い。10代を締めくくる作品で、ターニングポイントになりました」と自信。また「スタッフさんの努力や思い、気合がたくさん詰まった作品。しっかり目に焼き付けて、“涙腺崩壊”してもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。試写を見たという福本は「出演していて話も分かっているのにもかかわらず、泣いてしまいました」と照れ笑いした。

撮影中の思い出も語った。道枝、福本、古川の3人シーンでは、夜の撮影が始まるまでの数時間を一緒に過ごし「3人で一緒に韓国ドラマを見たりしました」と道枝。福本は「その後、結局雨が降って、撮れなかった。撮影が終わった後、3人で韓ドラを見て、家に帰りました。ただただ、ドラマを見て帰りました」と笑わせた。

音楽担当の亀田誠治も登壇。三木監督は新型コロナウイルスの濃厚接触者に該当したため、イベントを欠席した。