米映画「ジョーカー」(19年)の怪演でアカデミー賞主演男優賞を受賞した米俳優ホアキン・フェニックス(47)が、製作が決まった続編でギャラが400%以上アップして2000万ドル(約27億円)の大台に乗ったことが明らかになった。

DCコミック史上最も有名な悪役ジョーカーを主人公に、現代社会の闇を描いた前作で得たギャラは、450万ドル(約6億円)だったと伝えられている。

社会現象になるほどの大ヒットとなり、「ジョーカー」の悪役イメージを覆したフェニックスは、オスカーを手にしたことで俳優としての評価もうなぎ上りで、続編に再登板するに当たって制作するワーナー・ブラザースは高額のギャラを用意することになったようだ。

続編を巡っては先月、メガホンを取るトッド・フィリップス監督が「Joker:Folie a Deux」のタイトルがつづられた真っ赤な表紙の脚本とそれを読むフェニックスの白黒写真をSNSに投稿し、続編製作を発表していた。

ストーリーや公開日など詳細は不明だが、歌手で女優のレディ・ガガがジョーカーと恋愛関係にあるハーレイ・クイン役で出演する可能性が取り沙汰されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)