秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セント、安倍乙(あべ・おと=22)が2日、ファースト写真集「吐息の温度」(集英社)のオンライン取材会を行った。初の写真集を手に「450点です!」と劇団名にもかけて笑顔を見せた。

沖縄・慶良間諸島の座間味島で撮影が行われ、美しいビーチでたたずむ姿など、“等身大”の姿を詰め込んだ。撮影時は、劇団の主演舞台「Take Off!!!!」の稽古中だったといい「せりふを覚えることに追われている感じとか、焦っている顔をしていないかな? って思ったんですけど、自然体でできました。(お気に入りのハンモックに乗る写真も)元気はつらつで楽しかったんだろうなと。自分で見ても笑顔になれるページになったと思います」。

以前、バラエティー番組でダイエット企画に挑戦したこともあったが、今回の撮影は「炭水化物を減らしたり頑張りましたが、稽古中で結構ハードだったので、そこでカロリーを消費していました」と笑顔で明かした。

さらに自身がセクシーだと思うカットについては、カメラマンの前康輔氏から「僕を彼氏だと思ってポージングしてみて」と言われたシーンを挙げて「ドキッとする感じにできたというか…。見えそうで見えない感じがセクシーかなと思います」。さらにTシャツ姿で風呂に入り、胸の谷間がのぞくカットも「何度か見えそうになって、ドキドキしました!」と振り返った。

秋元氏からはタイトルとともに、「安倍乙の表情は、変幻自在だ。人間とは、その時々の感情を、こんなにも豊かに表せるものなのか? まるで、吐息の温度まで操っているようである」(原文まま)との帯コメントも寄せられた。安倍は「存在自体を知られているのかも分からなかったので…。お忙しい中、書いていただいたと思ったら光栄だし、とてもうれしいです」と感謝した。