岡田結実(22)が6日、都内で、齋藤英里(22)とダブル主演する映画「ウラギリ」(中前勇児監督)の舞台あいさつに出席した。岡田は、本作で初めてたばこを吸ったことを明かした。

岡田は撮影の思い出を語る場面で「監督の意向もあって、『たばこを吸ってくれ』と。人生で初めて吸いました」と振り返った。当初はたばこの形状をしたせき止め薬「ネオシーダー」で慣れるための練習をしたが、体に合わず「本物のたばこを吸ったら、そっちの方が合う」と苦笑い。撮影中は同じ非喫煙者の齋藤と様になる吸い方を試行錯誤し「2人で、これであってるのかな? と言いながら。でも、景色がよかったのでめっちゃおいしかったです」と笑った。

齋藤も「これがたばこか、という実感や、吸っている自分のかっこよさみたいなものはありました」と照れ笑い。岡田も同意し、東京タワーの前でたばこをふかすシーンでは「都会で仕事してんな~と思いました」と実感を込めた。現在のたばこ事情については「クランクアップしてやめました」と笑顔で語った。

アパレル会社に勤める加奈子(岡田)は信頼する同僚の紗理奈(齋藤)にお金を貸すが、紗理奈はその後失踪してしまう、というストーリー。信じることの難しさと友情を描いた作品にちなみ「大親友にお金を貸して欲しいと言われたら」と聞かれると、慎重派の岡田は「どんな友達でも、話せない理由があるのにお金を貸すのは難しいと思う」と悩みながら回答。齋藤は「プライベートでは気持ちが弱いところがある。額によるけどちょっと、貸しちゃうかも」と答えた。金額は「40万~50万」といい、「押しに弱いんです。これはよくない優しさですね」と反省していた。

自分を「裏切りを許せない人間だった」としつつ、作品との出会いで視野が広がったという岡田。「信じられる人がいることはすごくすてきなこと。自分も、加奈子のように理由を聞かずにお金を貸せる人間にいつかなれたらと思いつつ、誰も私に『お金を貸してください』とは言わないでください」と笑わせた。

元HKT48兒玉遥、中村エリカ、中前監督も登壇。