NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の10日に放送された第88話の平均世帯視聴率が16・3%(関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第35話の17・2%だった。平均個人視聴率は9・1%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」。

あらすじは、重子(鈴木保奈美)を訪ねた良子(川口春奈)と賢秀(竜星涼)。暢子と和彦(宮沢氷魚)の結婚に賛成するように説得をするつもりが、思うように進まず終わってしまった。暢子は重子を再びフォンターナに招待する。暢子が重子に出したのは、房子のアドバイスのおかげで作れた、重子にとって懐かしい、終戦直後の闇市で出されていた料理の数々だった。その後も夫と和彦と3人でよく通っていた、思い出の味だった。重子は当時を思い出して感激する。そして「披露宴を楽しみにしています」と暢子に言う。