舞台「血の婚礼」(9月15日から、Bunkamuraシアターコクーン)の取材会が10日、都内で行われ、木村達成(28)、須賀健太(27)、早見あかり(27)、安蘭けい(51)が意気込みを語った。

スペインの劇作家、ロルカの3大悲劇のひとつで、1人の女性をめぐる2人の男性の戦いを描く。

婚礼当日に花嫁と駆け落ちする役どころの木村は「百獣の王、男の中の男。ロルカが描く理想の男性の役柄なので、たくましく、自分にしかないオーラをもって務めたい」とし、「ドロドロでやっていきたい」と抱負を語った。須賀は「奥さんをとられてしまう役どころですが、かわいそうだけではない人間の欲望を描いていきたい」と話した。

演出の杉原邦生氏も、内容について「ドロドロです」と意欲をみせ、「愛の欲望に突っ走っていく若者たちの姿はかっこよくも美しくもある。美しい人たちのけがれっぷりを見てほしい」と話した。