新型コロナウイルスに感染し療養中のサザンオールスターズ桑田佳祐(66)がパーソナリティーを務めるTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(土曜午後11時)が13日、生放送された。桑田は番組にメッセージを寄せた。

療養中の桑田に代わり、この日はサザンのサポートミュージシャンでもあるギタリスト斎藤誠、キーボーディスト片山敦夫、歌手TIGERが代打出演した。斎藤は冒頭で「すでにご存じの方も多いと思いますが、今週桑田佳祐さんが新型コロナウイルスに感染してしまいました」と報告。続けて「桑田さんの回復を祈りながら、今夜の『やさしい夜遊び』は、我々”サポメントリオ”がお送りします」と伝えた。

番組では桑田が寄せたメッセージも読み上げられた。桑田はまず「『やさしい夜遊び』をお聞きの皆さま、そして本日は台風の影響も心配な中、代行DJをお任せしてしまった斎藤誠様、片山敦夫様、TIGER様、おばんでやんす」とあいさつ。本来は13日の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」最終日に出演予定だったが、「残念ながら、今年の『ROCK IN JAPAN』のステージに立つことはかないませんでしたが、その本番に向けてみんなで重ねたリハーサルの日々、その素晴らしき内容に関しては決して無駄にしたくはないのであります」とした。

そして「1年がかりでロッキンのステージを作り上げていただいた渋谷陽一社長はじめ、スタッフの皆さん、そして初めての千葉県蘇我のステージでお会いするのを楽しみにしてくださっていたオーディエンスの皆さま、十分分かっております。ここは何もおっしゃらず、この私にもう1度チャンスをいただけませんか。このすてきな仲間たちとファンの皆さまとの逢瀬(おうせ)を、何らかの形でリベンジさせていただけないでしょうか(泣)」と、いつかライブを開催する意向を示した。

最後は「このたびは皆さんにご心配とご迷惑をお掛けしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪。体調については「現在私は熱も下がり、療養させていただいておりますので、どうかご安心ください♪」と回復しつつあることを伝えた。最後は代打パーソナリティーの3人にエールを送り、「それでは皆さん、楽しいおしゃべりを。楽しみにしております」と結んだ。

斎藤は「最後の2行が大プレッシャー」と、桑田からのメッセージに苦笑いだった。

番組内では、桑田の妻である原由子が検査の結果陰性であることも伝えた。

桑田の新型コロナ感染は10日に発表され、所属事務所の公式サイトでは「元気な姿でまた皆様に音楽を届けられますよう、回復に努めてまいります」としていた。

桑田は野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022」の13日最終日にソロとして登場予定だったが、コロナ感染により出演をキャンセル。その後台風8号の影響により、「ROCK IN-」の最終日は中止となっている。