女優大竹しのぶ(65)が16日、都内で行われた映画「ヘルドッグス」(原田眞人監督、9月16日公開)のジャパンプレミアに出席した。19年ぶりに共演した主演の岡田准一(41)から指摘され、「うそ」を白状した。

岡田らキャストとともに白いリムジンからレッドカーペットに降り立った。その後劇場内に入りステージに登壇し、観客から拍手を浴びた。「怖くて怖くて、台本いただいた時から怖くて。完成した映像を見たら、叫びながら見ちゃう感じで。でも最後とか泣けて来ちゃって。1回でも2回でも3回でも4回でも5回でも見ていただきたいなって思います」と呼び掛けた。

同作は深町秋生氏の小説が原作。岡田演じる“闇落ち”した元警察官が、警察から潜入捜査を強要され、ヤクザ組織でのし上がっていく。ハードなアクションも披露し、裏社会をドラマチックに描く。

大竹は、復讐(ふくしゅう)のため岡田への情報伝達を担うマッサージ師を演じた。岡田とは蜷川幸雄さんが手掛けた03年の舞台「エレクトラ」以来の共演。「まだ若かりし頃です、私が」と照れ笑いし、「蜷川さんのお芝居で一緒にやって。その時も運動を教えてもらいました。二の腕が細くなる体操を。だから、准一くんは変わらないなって」と述懐した。

岡田は「今思い出したんですけど、20年前、しのぶさんは『本番前、緊張する~!』って、うそをついてたんですよ。その後本番でわーっと人を動かしていたから、多分うそだと思う」と明かし、「今回も『緊張する~』ってうそついていたんですよ。緊張、されないですよね?」と指摘。大竹は「あんまりしない」とうなずいて認め、いたずらっぽく笑っていた。

坂口健太郎(31)松岡茉優(27)MIYAVI(40)北村一輝(53)らも出席した。