MBSテレビ「オールザッツ漫才 真夏のゴールデンSP」が17日夜放送され、18組が争った結果、ロングコートダディが優勝。堂前透(32)と兎(33)は賞金190万円を獲得した。

「僕らは優勝することに慣れてなかったので、心からうれしいです」と喜びを分かち合った堂前、兎。1分ネタで1回戦、準決勝を勝ち抜き、決勝ではピン芸人、ソマオ・ミートボール(24)に貫禄勝ち。兎は「賞金は95万ずつ分けることになるかな。でも、決勝まで頑張ったソマオと一緒に、何か面白い企画を作ってやりたい」と後輩を気遣う優しさも見せた。

例年なら年末の深夜から早朝にかけて放送される「オールザッツ漫才」だが、今回は真夏のゴールデンタイム(午後8時放送)。堂前はそこを逆利用し、SMクラブや怪しげな店を舞台とするコントであえて勝負した。「ゴールデンタイムにのみ込まれまいと、時間帯に似合わないネタを用意しました」と大胆なプランが見事成功してニヤリ。

過去、キングオブコントやM-1グランプリの決勝経験を持つロングコートダディ。今回の優勝で「いい弾みにしたい。勝ち癖をつけたいですね」と話した兎は、秋から冬にかけての賞レースをにらむ。