永野芽郁(22)が23日、東京・イイノホールで行われた主演映画主演映画「マイ・ブロークン・マリコ」(タナダユキ監督、9月30日公開)完成報告試写会で、役作りのために撮影の3~4カ月前からタバコを吸うことにチャレンジしたと振り返った。

劇中に喫煙シーンがあるためで、永野は「ニコチンとかタールが入っていないヤツを、スタッフさんが用意してくださったので、これならチャレンジできるかも、と思って日常に取り入れていました」と振り返った。喫煙者が吸いたくなるシチュエーションとしてイメージした、食事の際の喫煙にもチャレンジしたものの「すっごくマズくて…。後味が、あまりよろしくない。タバコを吸う方って、ご飯を食べても吸う、お酒を飲んでいても吸うイメージがあったので、ご飯を食べて吸おうとすると…何か、味覚がグッチャグチャになる。慣れるまで、ちょっと大変でした」と笑った。それでも、司会から「板についていました」と言われると、納得の笑みを浮かべた。

「マイ・ブロークン・マリコ」は、平庫ワカ氏のコミックを映画化した。鬱屈(うっくつ)した日々を送るOLシイノトモヨ(永野)は、テレビのニュースで親友・イカガワマリコ(奈緒)が亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために、何かできることはないかと考え、マリコの魂を救うために遺骨を奪うことを決心する。「刺し違えたってマリコの遺骨はあたしが連れて行く!」。マリコの実家から遺骨を強奪、逃走すると、抱いて2人で旅に出る物語。