「長崎は今日も雨だった」(内山田洋とクール・ファイブ)、「なみだの操」(殿さまキングス)など数々のヒット曲で知られる作曲家の彩木雅夫(さいき・まさお、本名・新居一芳=あらい・かずよし)さんが16日、肺炎のため亡くなった。89歳。

北海道帯広市出身で、北海道放送(HBC)のディレクターを経て、1966年に作曲家デビューを果たす。その後70年代にかけて、ムード歌謡のヒットメーカーとして知られた。2010年代からはボーカロイド(音声合成技術)を使用した作品も提供。14年には彩木雅夫feat.初音ミク名義でアルバム「手紙-The Letter」をリリースした。

葬儀は近親者で営んだ。お別れの会は11月3日午後1時から、札幌パークホテルで開く。