俳優大貫勇輔(34)が24日、主演ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」(25日初日、東京・Bunkamuraオーチャードホール)の公開通し稽古を前に取材に応じた。

初演に続いてケンシロウを演じる大貫は「あたたたたたたた!!」と必殺技の北斗百裂拳を実演し、「お前はもう死んでいる」とせりふを決めた。

大貫は「初演を超えるって難しいですが、実感として超えられたという思いがあります。さらにブラッシュアップされている」と自信を見せた。

歌、ダンス、アクションと肉体を駆使する芝居に、大貫は「前回よりきつくなりました。ギリギリな感じです。昨日も終わった後、氷風呂に首までつかって、治療して、家でも交代浴をしました」と言いつつ、「一生懸命ケンシロウとして生きたい。この作品でお客さまを圧倒したい」と力強く語った。

平原綾香、May'nも初演に続きダブルキャストでユリアを演じる。平原は「(ユリアの)慈母性がより分かってきた」、May'nは「何度見ても『あべし』『ひでぶ』で興奮してしまう」と、ケンシロウに倒された敵の言葉を言ってみせた。

25~30日の8公演。10月は福岡公演も。