演歌歌手水森かおり(49)が25日、東京・中野サンプラザで、デビュー記念日恒例のコンサートを開催した。

95年のこの日に「おしろい花」でデビューした。

公演前の取材では「これまで、この会場で最も数多くのコンサートを行ってきました。涙と笑顔に包まれた特別な舞台です。1年1年、『次の曲を出せるかな』と不安な毎日でしたが、ファンの人から『諦めちゃ駄目よ』と励ましていただいて、ここまで来ることができました」と28年目のスタートを迎えた思いを語った。

03年に「鳥取砂丘」でNHK紅白歌合戦に初出場して以来、昨年まで19年連続で出場中。今年も出場ならば20回の節目を迎える。「そこは目指している舞台なので、頑張ってきた結果として、皆さんに恩返しができたらいいな」とひそかな決意を込めた。

今月21日はアルバム「歌謡紀行21」の発売日だったが、その日の夕方、お笑いコンビ、ナイツの塙宣之と東京・両国国技館で大相撲秋場所を観戦。砂かぶり席で並んで座る2人がNHKのテレビ中継に何度も映り、「水森が男性とデートか」とファンをざわつかせた。初スキャンダル疑惑!?について質問されると「まさかの砂かぶり席でした。目の前に関取の大きなお尻があって大迫力だった」と興奮ぎみに振り返った。

来年は50歳。恋模様については「そこのところは、友人の(お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の)伊達みきおちゃんに任せているんです。いい連絡を待っている状態なんです」と明かした。

ご当地ソングの女王と呼ばれ、新曲「九十九里浜」もロングヒット中。デビュー前に事務所の電話番をして人生修行をした苦労人が、歌手人生の“充実の秋“を迎えている。