俳優光石研(61)橋本じゅん(58)高橋克実(61)らが30日、都内で、10月6日スタートのBS-TBS連続ドラマ「帰らないおじさん」(木曜午後11時)の制作発表会に出席した。

同作は西村マリコ氏の同名漫画のドラマ化で、主演の光石、橋本、高橋演じる3人の「おじさん」が自由を謳歌(おうか)する姿を描いた物語。

会見前にプロデューサーから過酷な撮影だったと説明があったことを受けて、光石は「疲れがとれておりません。光石研です」とあいさつして笑わせた。高橋も「疲れがとれておりません。できる限り、いかに過酷だったか詳細にお伝えしたい」と乗っかり、橋本も「4時半に起きるクセがついてしまいました。本当だった今日も寝ていたいなって思う体をそのまま着座させていただいております。ご無礼をお許しください」と、3連続おじさんコメントで笑いを誘った。

8月の末から今月27日までの約1カ月間で撮りきったというハードなスケジュールだったという。暑さに加え、台風の襲来などもあった。

高橋は「うまいことね、急に雨が上がったり。ガード下(の撮影場所)探してきたり。そういうのだけ早いんですよ。撮れないでしょっていってんのに撮りましたね」と、口をとがらせると、光石も「中止にしようっていってるのにね」とうなずいた。

高橋のぼやきは止まらず、「ほとんど記憶がないです。たぶん今までやってきたなかで、ベスト…ベストっていわないか、ワーストに入りますね。ナンバー3くらい。3本の指に入るというか。すごかったです。やっぱり3人がずっとでているんですよ。このドラマ大丈夫なのかなって思いましたけど。香盤表に3人ずっと○がついていた」。監督の意向で、台本も変更箇所が多かったといい「追いつかなかった。61(歳)ですので、3行以上のセリフはドクターストップかかっている。しゃべったあげくほとんど意味のないセリフだったり。自分が若い頃に食べた思い出の味とか。おぼえきれない」と続けたところでわれに返って「こういうことばっかりいっていていいんですかね」と心配して笑わせた。

逆に楽しかった思い出を問われた橋本は、「外で遊んでいるっていう、社会に一石も投じないんですよ、我々は。石投げるくらい。そういうことを真剣に遊んでいることが仕事になるってすごいなと。ずっと遊んでいたような、こういうのはもうないだろうなと。疲れましたけどそういう意味では本当に楽しかったです」と振り返った。

AKB48清水麻璃亜(25)も出席した。