唐沢寿明(59)が2日、自身が発起人となり宮城県内で開催したチャリティーイベント「GO! GO! ラリー in 東北~Classic car meeting~」で、前日1日のスタート地点だった、石巻市南浜マリーナにゴールした。

1日目は宮城県石巻市の南浜マリーナから牡鹿半島、女川町、旧大川小、美里町、仙台市、2日目のこの日は同市から富谷市、大和町、大衡村からスタート地点に戻る、沿岸部と山間部という対比的な総移動距離は約300キロのルートを、クラシックカー108台が疾走。唐沢は、自身が所有する1954年型のポルシェ356スピードスターの助手席に、妻の山口智子(57)を乗せて大勢の観客に見守られる中、ゴールした。

「GO! GO! ラリー in 東北~Classic car meeting~」は、16年頃に石巻市の人々と会った唐沢が、復興支援のボランティアが少なくなり、寂しい思いを伝えられたことをきっかけに、趣味のクラシックカーラリーで年に1回でも人が集まることで、力になれるのではないかと検討。東日本大震災で被災した東北の復興支援を目的に、2019年(平31)10月に第1回を開催。国内外からクラシックカーが120台以上集まり、東北の街を彩ったが、20年以降はコロナ禍で開催が延期されており、今回が3年ぶりの開催となった。

2日間を無事に終え、唐沢は安堵(あんど)の表情を浮かべた。その上で「石巻や女川などの震災の記憶が段々薄れてきているというお話を伺い、僕たちもこのようなイベントを出来るだけ続けて、少しでも応援できるようなことをしたいと心から思いました。地元の方々も素晴らしく本当に感動しました」と開催に至った経緯と、感想を語った。

そして「このような経験が僕の宝物ですし、ありがたいです。またチャンスがありましたらぜひ出場していただけたらと思います。帰りも気をつけてお帰りください。ありがとうございました」と感謝し、今後の継続にも意欲を示した。