麻雀プロリーグ「Mリーグ」の2022-23シーズン開幕イベントが3日、都内で行われた。昨季最下位のTEAM RAIDEN/雷電に所属する俳優萩原聖人(51)が、雪辱を誓った。

本田朋広プロ、黒沢咲プロ、瀬戸熊直樹プロとともに登場し、取材に応じた。萩原は「昨シーズンのことは忘れた忘れたとは言っていますけど、そんな簡単に忘れられるものではない。去年の何かを、今年は本当にプラスに変えて戦えるんじゃないかと思います」と心境を明かした。「5年目って、慣れてくる時間だと思うんですけど、1年目の気持ちをもう一度思い出して、重たいものではない、未来に向けてのワクワクみたいなものを感じながら戦えるシーズンになるんじゃないかなと思います」と説明した。

瀬戸熊は「Mリーグではまだ結果出していないので、ゼロからの気持ちで、キャリアをまた1つずつ重ねるくらいの気持ちで、新人の時のようなチャンスもらったような感じでやりたいと思います」と意気込んだ。「今季に関しては対人というより対自分。毎日コツコツやろうと思っています」と明かした。

黒沢は「去年が本当に苦しい1年だったというのもあると思うんですけど、オフシーズンが体感で長かった。ワクワクの気持ちがすごく沸いてきていて、初心を思い出すというか、楽しみな気持ちでいっぱいです」とほほ笑んだ。加入2年目の本田は「2年目にしてもう後がないというか。やっぱりプロとして、結果が出なければ後がないのは当たり前のことだと思うので、いつか結果がでるじゃなくて、今シーズン必ず結果出したいと思います」と力を込めた。

あらためて目標を聞かれた萩原は「今シーズン、どのチームが勝てば一番Mリーグが盛り上がるかというのは、これは誰に何と言われようと、言わずもがな雷電だと思っています」と言い切った。「そのための悔しい思い、下準備は、4年間しっかりしてきました。今年こそそれを全て爆発させて、日本全国が巻き込まれるような雷電フィーバー、やってやります!」と宣言した。

今年2月に著書「渚のリーチ!」で小説家デビューした黒沢は、心境の変化を聞かれ「心境は全く変わっていないですけど、私はあまり想像力がないので、実体験でおもしろいことをどんどん積んでいかないと、書くことがなくなってしまっているので。ここから何かおもしろい話を作っていけるように頑張りたいと思います」と答えた。萩原からは「呼ばれ方が変わりました。『先生』になりました!」とツッコまれ、笑いを誘っていた。