麻雀プロリーグ「Mリーグ」の2022-23シーズン開幕式が3日、都内で行われた。昨季2位のセガサミーフェニックスが、おそろいの髪形でそろえて意気込みを語った。魚谷侑美プロ、近藤誠一プロ、茅森早香プロ、東城りおプロが取材に応じた。

魚谷は「今年は本当に優勝に手が届くように、精いっぱいみんなでいきたいなって思っています」と意気込んだ。開幕初戦を任されたが、実感はまだないという。「浜松町のスタジオで、試合に行く直前になって『帰ってきたな』っていう感じになるのかなと思っています」と明かした。

近藤は「悔しい思いというのは、体の中には残ってますね。まあ実際試合に臨むとき、一番大切にしたいと思っているのは、いつも通りの自分であることですかね」と冷静。開幕を迎えて「精神的には1つの区切りですから準備をしますけれども、始まったら試合ごとに修正をかけながら」と説明した。その上で「個人の目標は、三冠です。とにかく勝つことですね」と意気込んだ。

昨季は高打点のアガリを連発し「打点王」とも呼ばれた茅森は「1日ハネ(満)っていうのがあったんですけど、今季は2ハネくらい狙っていきたいです。(平均打点)9000目標でいきたいです」と笑った。加入2年目となる東城は「まだ新鮮な気持ちです。あらためてまた始まるな、と思うと緊張が帰ってきました」と明かした。

この日はメンバー4人、同じ編み込みの髪形で登場。59歳の近藤は「4人で仕上げてきました。人生初ですね」と笑顔。女性陣から「かわいい」と声が上がっていた。

魚谷は「今年の目標は、去年またあと1歩届かなかった優勝をすることです。でもまずはレギュラーシーズンを戦い抜くことが大事だと思っていますので、おのおのでポイントを積み上げて、突破して、優勝に向かいたいと思います」と誓った。

開幕戦では、以前師弟関係にあった鈴木優プロと直接対決となる。「難しいところですね。私個人の思いとかはもしかしたらあるかもしれないんですが、チームとして出ているので、個人の思いは関係ないというか。ファンの方はやっぱり、そういう部分も楽しみにしてくださってるので。どどうしようかな、っていう感じです」と笑顔で明かした。