俳優阿部サダヲ(52)が4日、都内で、公開中の主演映画「アイ・アム まきもと」(水田伸生監督)の舞台あいさつを行った。

身寄りのない人を埋葬する、市役所の「おみおくり係」で働く牧本(阿部)の巻き起こす騒動と物語を描く。

この日は上司を演じたお笑いトリオ、我が家の坪倉由幸(45)も登壇した。

最初のあいさつで阿部は「さっき、少年2人が『映画楽しみだな~』と言っていた」と笑顔で明かし、「でも別の映画を見に行ったんです」とオチを付けて笑わせた。

坪倉は「撮影を酒田市役所でやった。セリフでイントネーションが分からなくて『生きていればこそ』の『こそ』を注意されて8、9回やった。でも、出来上がった映画を見たら、そのシーンがカッとされていた」と苦笑いで明かした。

イベント終盤、映画のプロモーションに頑張った阿部にスタッフからプレゼントがサプライズで贈られた。大きな箱のリボンを取ると、中身は大好きなお菓子の「ハートチップル」が32袋。阿部は笑顔で「ばかにしやがって!」。ハートチップルは「子どもの時にご褒美にもらった大好きなお菓子なんです」と明かした。

最後のあいさつでは「見た後で優しい気持ちになる映画です」とアピールをして、「帰りに2人組の少年がいたら『あー面白かった』と言ってください」と笑いを取っていた。