大地真央、花總まりのダブル主演舞台「おかしな二人」が来年4月に3年ぶりに再演されることが決まった。4月8~26日、東京・日比谷のシアタークリエで上演される。6日、東宝演劇部が発表した。

ニール・サイモンの戯曲を、原田諒氏が潤色、演出したコメディーで、20年に大地と花總が初共演し上演された。マンハッタンのアパートで同居生活を送るオリーブとフローレンスを描いた。

再演に向け、大地は「さらに面白くなると思います。いえ、絶対面白くなります」と自信を見せ、花總も「上質なユーモアを楽しんでいただける作品です」と話している。

初演を振り返り大地は、「すべてが70年代のニューヨークにタイムスリップしたようで、それでいて今を感じさせるおしゃれな舞台だったと思います。ストレートプレイなのに歌があるのが楽しくて、そして、何よりスタッフ、キャストのチームワークの良さをそのままお客様にお届けできたのではないかと思います」、花總は「オリーブと対照的なおとなしい性格のフローレンスですが、劇中で料理のおたまを振り回すシーンがありました。必死に振り回していたので右手首を痛めてしまい、1年以上治らずに困りました。今回の公演はおたまのシーンの演技を工夫したいです(笑い)」と振り返った。

初共演だった2人だが、大地は「学年は随分違いますが、やはり同じ宝塚出身だからかすぐに通じ合うことができました。再演では、より深く掘り下げて、2023年度版の『おかしな二人』を、また一緒に作り上げるのを待ち遠しく思っています」とし、花總も「大先輩との共演ですので緊張していたのですが、大地さんは気さくに、いろいろアドバイスしてくださり、フローレンスの笑いの部分を引き出してくださいました。やはりコメディーセンス抜群です! 大尊敬しております」と話している。

キャスト総出演のスペシャルカーテンコールのショーも、前回同様に盛り込まれる予定。

出演はほか、青木さやか、宮地雅子、平田敦子、山崎静代、渡辺大輔、芋洗坂係長。全国ツアーも。