タレントの高田秋(31)が25日、東京・神田ワテラスで、日本酒プロデュース第2弾「秋華七2022」発売を記念した「高田秋のPOP-UP-MARCHE」を開催した。

利酒師としても活躍している高田は、21年9月に初めてプロデュースした日本酒「秋華七 -AKIHANA-」を発売。数年間の準備期間を経て自身の思いと知識をもとに、女性にも楽しんでもらえる日本酒を作りたいと、北海道函館市で35年ぶり、蔵元としては84年ぶりに開業した箱館醸蔵の協力のもと、杜氏(とうじ)とイチから仕込んだ。

今年9月に発売の「秋華七2022」は「フルーティーで華やかな女子向けの第1弾からガラッと変えて、ちょっと純米っぽいおいしさ、というコンセプト」で作ったという。「味も香りも大分違う。甘い感じから、お米のうま味、深みだったりを感じられるような、お酒に仕上がっています」と自信を見せた。

「高田秋のPOP-UP-MARCHE」では、地元・北海道の中でも、屈指のグルメエリアとして知られる、函館の美食を集めた。高田は「函館のおいしいものが、たくさん詰まったマルシェになっています。海産物がおいしいので、のしいか、ほっけ…秋華七に合う、おつまみに特化しました」と説明した。

目玉は、1879年(明12)創業の、函館の老舗レストラン「五島軒」とコラボしたスペシャルメニュー「秋華七酒粕カレー(ホタテ)」だ。箱館醸蔵と五島軒との間に親交があったことで実現。高田は「秋華七の酒粕を使って、めちゃくちゃ、おいしい。私も小さい時から食べさせていただいた有名なお店なので、どうにかしてコラボしたかったので猛アピールした」と振り返った。タレントとのコラボメニューは異例だが「天下の五島軒…私で良いかなと思ったけれど(五島軒も)前のめりになってくださった。優しく迎え入れてくれて、好きな具材をと、大好きなホタテを使った、ダシがきいたカレーになりました。コクがあり結構、辛いスパイスを、まろやかにしてくれたのは、秋華七の酒粕だと思う。好評であれば販売したい」と今後に意欲を見せた。

イベントは当初、31歳の誕生日前日の9月22日に開催予定だったが、高田が新型コロナウイルスに感染したため延期された。「9月にやる予定が、私のコロナ感染で延期になった。晴天で無事、開催できたので悔いはない。自信を持っているお酒なので、いろいろな方に飲んで欲しい」と感慨深げに語った。