米俳優ハリソン・フォード(80)主演の大ヒット映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5弾の予告編が1日、初公開された。

来年6月30日に北米公開される同作は、「レイダース 失われたアーク」(1981年)以来40年間にわたって考古学者ジョーンズ博士を演じてきたフォードにとって最後の作品になると言われている。最新作のタイトルが、「ダイアル・オブ・デスティニー(運命のダイヤル)」となる。

シリーズ第5弾は、過去4作品で監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグ監督に代わり、映画「ウルヴァリン」シリーズ「ウルバリン SAMURAI」(2013年)などで知られるジェームズ・マンゴールド監督がメガホンを取り、相手役には英テレビドラマ「フリーバッグ」の主演女優フィービー・ウォーラーブリッジが抜てきされている。

予告編でもっとも注目されたのは、最新デジタル技術を用いて再現された若かりし日のジョーンズ博士が登場していること。報道によると、これは過去の映像ではなく、実際に80歳になるフォードが演じたものだといい、フォードの若かりし日の姿がよみがえったことにファンは歓喜している。

当初は19年夏に公開を予定していた本作は、これまで新型コロナウイルスの感染拡大などで公開が度々延期されており、昨年夏にはフォードが撮影中に肩を負傷して一時離脱する事態も起きていた。今年9月に行われたイベントに出席したフォードは、「これで終わり」と同役からの卒業を示唆している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)