女優紫吹淳(54)が7日、都内でBS-TBSの連続ドラマ「ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~」(来年1月19日開始、木曜午後11時30分)の記者懇親会を行った。

銀座の老舗バー「BAR1511(いちごーいちいち=一期一会)」を舞台に、紫吹演じるシングルマザーのバーテンダー・星野あかりが、仕事に育児に奮闘する物語。

04年に宝塚歌劇団を退団後、女優デビュー18年目で連ドラ初主演となる。「ドラマは脳が沸騰している感じがしました。舞台は体が沸騰している感じ。脳がぐつぐついっている感じ。全然別物ですね。舞台は舞台で大変だし、ドラマはドラマですごく大変。同じ表現するもので同じかなと思うんですけど、全く別物ですね。何事も経験してみないとわからない。こんなに大変なんだって思いました。最初で最後かなって思いでやらせていただきました。主演をこのすてきな作品で。主演させていただけることは感謝しかありません」と思いを語った。

さらに「私は、つくづくなんてラッキーなんだと思っています。今日はここにいるみなさまにたくさん宣伝いただいて、ラッキーガールがハッピーガールに変わるかなと思います」とおちゃめにアピールした。

この日は、紫吹がバーテンダーになりきって、記者を迎え入れた。制服姿をびしっと決め「私は宝塚出身ということで、この手の服はしょっちゅう」と笑った。

劇中、客の相談を聞き、良い方向に導く、伝説のバーテンダー役を演じる。自身はあまり悩まないタイプで「悩んでいる時間よりポジティブに生きている時間の方がいい。悩みがないことはないですけど、ポジティブに生きていたら、それも前に進むのかなって思う」。自身の伝説について問われると「宝塚になるんですかね」といい「(100年以上続く場に)自分がいて、3年くらいトップやらせていただいて、(通算)18年いて。ちょうど女優になって(今年)18年。とんとんになったときにこの作品に出会えたことも本当にラッキー。この作品がこの場をお借りして、ラッキーガールがハッピーガールにみなさんに手にしていただけたらそれはまた伝説になるのかなという思いです」と明かした。

これまで宝塚出身のイメージから、弁護士役など、カッコイイ系の役が多かった。「(今回)いろんな面を見せられる役が初めてに等しい。あまりにも変顔しすぎて、監督にそこまでやらなくていいと止められたことがありました(笑い)」。紫吹にとっても、新境地になりそうだ。