俳優鈴木福(18)が8日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われたディズニーアニメ映画「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」の公開記念舞台あいさつに登壇した。

家族がテーマの作品で、観客席からサプライズで妹の夢(16)弟の楽(たの=9)末妹の誉(ほま=6)が登場し、イベントでは初の4人集結が実現した。

夢からは「お兄ちゃんがディズニー声優になったんだな。2回見たけど、また見たい」と絶賛された。楽からは「すごいな。出てくる生きものもかわいかった」。誉も「お兄ちゃんの夢がかなって誉もうれしい。こんな映画なんだ!って、とワクワクした」と続いた。

偉大な冒険家に憧れる好奇心旺盛なティーンエージャーのイーサン役の声優を務めた福は「いいコメントありがとうございます。弟妹が小さいうちにこうやってできてうれしい」と感謝した。

イベントには、冒険家の父へのコンプレックスから冒険嫌いとなった農民サーチャーの声優を務めたネプチューン原田泰造(52)も出席。「何も考えないで見て。次の世代に何を残せばいいんだろうって考える。何回も見たくなるような映画」と締めくくった。

ストーリーの舞台は人々が平和に暮らすアヴァロニア国。ある日、この国を支える重要なエネルギー源である植物の「パンド」が次々と力を失い、世界は崩壊の危機にさらされる。この危機を救えるのは、何十年も前に行方不明となった伝説の冒険家イェーガーの息子であり、父へのコンプレックスから冒険嫌いとなった農民サーチャーただ1人だけだった。

サーチャーは息子のイーサンや仲間ととともに探査船に乗り込み、地底に広がる「もう一つの世界」へ足を踏み入れる。そこは見たことのない不思議な世界だった。この謎に包まれた未知の世界は、いったい何なのか? タイムリミットが迫る中、想像を超える冒険の先でサーチャーたちを待ち受けていた「大きな秘密」とは…? 「ベイマックス」で知られるドン・ホール氏が監督を務める。