演歌歌手水田竜子(45)井上由美子(46)水城なつみ(28)北川裕二(69)が9日、東京・江戸川区にあるCDショップ「音曲堂」で、イベントを開催した。4人はキングレコードに所属する。

音曲堂はJR総武線小岩駅の南口駅前にあり、昨年で創業90周年。ビル3階にはイベントホールがあり、演歌ファンの聖地の1つとなっている。この日、創業90周年記念イベント「昭和物語LIVE」の最終日だった。毎月同ホールで収録を行っているラジオ番組「北川裕二の演歌一本道」のスペシャル公開収録を兼ねて開催された。

ファン約100人を前に、3人がミニライブを行い、パーソナリティーを務める北川とトーク。デビュー以来何度となく訪れている音曲堂にまつわる思い出や、感謝の気持ちを語った。

ライブではそれぞれが新曲を披露。水田は「そのわけは旭川(あさひがわ)」、井上は「さくら雨」、水城は「玄海みれん」を歌唱したほか、「大ちゃん数え唄」「神田川」「南国土佐を後にして」など、昭和の懐かしい名曲のカバーを披露した。北川も「なみだの純情」などを歌い、最後は水田、井上、水城の3人で「恋人がサンタクロース」を歌った。

「北川裕二の演歌一本道」はFMきたかた、FM会津で放送中。今回のイベントの模様は、1月14日に放送される予定。

◆水田コメント 音曲堂さんは、デビュー当時から年に1、2度は必ずこちらでキャンペーンをさせていただいています。家族ぐるみで応援していただいて、特にママさん(先代社長夫人)にすごく気に入っていただき、キャンペーンが終わるとお茶をごちそうになったり、そんな思い出があります。変わらず温かい場所であり続けてほしいなと思います。私は来年でデビュー30周年を迎えるんですが、音曲堂さんの90年の歴史の中に私も入れていただけたと思うと、すごくうれしいです。

◆井上コメント 3階ホールの空間に入ると、お客さんと心が1つになれるような空気があります。お客さんとふれ合えて、今の時代に忘れられがちな大事な気持ちを思い出させてくれる場所ですね。キャンペーンでおじゃまする度に力をいただいて、明日からまた頑張ろう!と思えます。次は100周年、150周年を目指してずっと営業しつづけていただきたいです。

◆水城コメント こういうきちんとしたステージでキャンペーンができる場所は都内でも少なく、最初の頃はものすごく緊張したのを覚えています。お客様がいつも優しく迎えてくださって、一体感を感じられて、勇気やパワーをいただける空間ですね。先輩方がつないでくださったこの歴史ある場所に、今日は私もご一緒できて光栄です。長く歌えるように頑張っていきます!

◆北川コメント コロナ禍でこういう公開収録イベントも少なくなっている中で、お客さんと触れ合える楽しさがありますね。音曲堂の斎藤社長とは偶然ですけど同い年で、名前に「ゆう」も付きますし、親しみを持っていて、気軽に希望や提案を伝えることができます。たくさんのレコード店さんにお世話になっている中で、特に音曲堂さんは親戚みたいな、ホームグラウンドのような気持ちでいつもやらせてもらっています。「演歌一本道」はスタートから12年。これからもいろんなジャンルの歌手の方にゲストに来ていただいて、さらに長寿番組を目指して続けていきます。