英歌手エルトン・ジョン(75)が9日、ツイッターを辞めることを発表した。億万長者の米実業家イーロン・マスク氏がツイッターを買収して以降、差別や中傷、憎悪スピーチが増えたことを理由にツイッターを辞める著名人が増えている。

ジョンは9日にツイッターを更新し、110万のフォロワーに向けて「これまでの人生、私は音楽を使って人々を結びつけようとしてきた。しかし、誤った情報が世界を分断するために使われているのを見るのは、悲しいことだ」とツイート。「誤った情報が野放しに拡散される可能性があるため、私はツイッターを辞めることにした」とツイッターの規約変更を非難し、脱ツイッターを宣言した。

マスク氏が実権を握ってから1カ月半ほどの間に、スーパーモデルのジジ・ハディッドや女優ウーピー・ゴールドバーグ、女優アンバー・ハード、ミュージシャンのジャック・ホワイトら著名人が相次いでツイッターを辞めている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)