オーストラリアの俳優サム・ワーシントン(46)が12年8カ月ぶりに来日し9日、都内のマクセル アクアパーク品川で行われた主演の米映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」(16日公開)来日会見に出席した。

ワーシントンは、世界歴代最高の興行収入28億4737万9794ドル(約3559億円)を記録した2009年(平21)の前作「アバター」で、主人公の元海兵隊員ジェイク・サリー役を演じ一躍、世界的な人気俳優となった。会見の冒頭で、集まった日本のファンと取材陣に一言、あいさつを、と求められると、開口一番「アリガト!」と、リクエスト通りの一言あいさつを日本語で行い、会場を沸かせた。

「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」では、ワーシントン演じる元海兵隊員ジェイク・サリーと、米女優ゾーイ・サルダナ(44)が演じた惑星パンドラの先住民ナヴィのネイティリが家族となる。質疑応答で、前作から13年が経過し、自身も家族が出来て撮影に影響があったか? と質問が出た。ワーシントンは「イエス」と声を大にして即答。その上で「(物語は)2人のラブストーリーの、さらに先ということで今回は子どもたちも加わり、いろいろなチャレンジも出てきた。今回(作品に新たに)どんどん加わった、若い方の目を通して、いろいろなストーリーを観客に体験いただけると思う」と語った

会見の中盤にYES、NOと書かれたフリップで回答する質問コーナーが設けられた。ワーシントンは、YES、NOフリップが気に入ったようで、終了間際に「これから、インタビューで(フリップを)使いたい」とリクエスト。司会から「もちろん、使いたかったら、どうぞ日本のお土産としてお持ち帰りください」と言われると、うれしかったのか笑みを浮かべた。