秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントの安倍乙(22)前田悠雅(24)が10日、東京・福家書店新宿サブナード店で、2023年のソロカレンダー発売記念イベントを開催した。

自身2作目のカレンダーとなる安倍は、今年9月に都内で撮影。ファッション誌「美的」のレギュラーモデルを務め、グラビアでも活躍中だ。今年20センチ以上髪を切ったという。「ショートカットにして初めてのカレンダーなので。髪を切って『大人ぽくなったね』って言われることが多かったので、前回に比べても大人の顔になった気がします」とほほ笑んだ。

一方、自身初のカレンダー発売の前田は都内や山梨・河口湖で撮影。来年4月上演の舞台「ブロッケン」(新宿シアタートップス)への出演も決まっている。「今年カレンダーを作れると思っていなかったので、すごくうれしかったです。去年から1年間の四季と思い出が詰まっているカレンダーです。忘れないで毎月めくってほしいです」とアピールした。

今年8月に旗揚げ5周年を迎えた劇団4ドル50セントについて、前田は「去年末に2期生が加入して、新体制になっての1年。個人として爪痕を残せていた劇団員も多かった印象なので、来年は活躍した個人が劇団に戻ってきて、劇団として戦える1年になったらいいなと思っています」と願った。安倍も「辞めた劇団員もいた中で、2期生が入って、あらためて会見もさせていただいて、モチベーションがグッと一気に上がりました」と振り返った。

今年1年を漢字1文字で表現すると、前田は「会」だという。「今年は舞台に立たせていただくことが多かった。まだコロナは落ち着いてはいないですけど、初めて有観客のバースデーイベントもやらせていただいたり、より近い距離でお客さんと接することができました」と明かし、「やっと待っていた状況が来たと思ったので、うれしかったです」と喜んだ。「劇団も最初はチラシ配りや、お客さんのお見送り、物販に立ったりして自分たちから会いに行って熱量を伝えていた部分がありました。来年はもっと皆さんと会いたいです」と笑顔を見せた。

一方、「疾」を選んだ安倍は「学生の頃って、早く授業終わらないかな、とか早く12月になってほしいな、って日々の流れを遅く感じていた。でも今年は特別速かったです」と回想。「個人のお仕事をさせていただいたからこそ、1日が濃く、駆け抜けた1年でした」と話した。

来年2月8日から12日まで、シアターアルファ東京で劇団の新作公演を行う予定。前田は「来年は演劇を通して、劇団4ドル50セントを皆さんにもっと知っていただける1年にしたいなって思います」と意気込んだ。