英国のヘンリー王子(38)とメーガン妃(41)夫妻が、英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)が米ロサンゼルスで開催した恒例のティー・パーティーに招待されなかったと英サン紙が報じた。

19日に英国アカデミー映画賞のノミネーションが発表されるのを前に、13日にビバリーヒルズのフォーシーズンズ・ホテルでBAFTA主催のティー・パーティーが開かれたが、王室批判を続けるヘンリー王子夫妻は歓迎されず、冷遇されたと伝えている。

BAFTAは、ヘンリー王子の兄ウィリアム皇太子がパトロンを務めていることで知られ、皇太子夫妻は毎年英ロンドンで行われる授賞式に出席している。一方で、BAFTAはヘンリー夫妻が招待リストに入れられることさえ考慮されなかったことについては、否定している。

同紙によると多くのセレブや映画関係者が集うティー・パーティーに、米国のPRアドバイザーはネットフリックスのドキュメンタリー番組が話題になったヘンリー王子夫妻を招待して宣伝に利用することに意欲的だったというが、BAFTAはその考えを一蹴したという。情報筋によると、ドキュメンタリーに加えて10日に発売された回顧録で王室への攻撃を強めるヘンリー王子とメーガン妃を招待し、レッドカーペットを歩かせることは「核爆弾を発射するようなもの」だとし、夫妻が(会場で)インタビューを受ければそれが流出することは間違いなく、皇太子にとって破滅的な結果にならないよう配慮されたものと見られる。

ヘンリー王子は回顧録を出版後は家族と連絡を取り合っていないというが、5月に英ロンドンで行われる父チャールズ国王の戴冠式の前に国王や皇太子と和平会談を行う可能性があると、同紙は伝えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)