NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の19日に放送された第75話の平均世帯視聴率が16・4%(関東地区)だったことが20日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・3%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、舞が藤沢(榎田貴斗)と会社へ戻ると、社員たちが食堂に集まっていた。舞が本当に仕事を取れたのかどうか、図面を見るまで信じられないと2人の帰りを待っていたのだ。舞が図面を広げると、にわかに沸き立つ社員たち。数量も多く、なかなかに大きい取引だからだ。ただ、結城(葵揚)がいない中で、そのネジの設計を誰がするのかと不安になる。尾藤(中村凜太郎)が挑戦するが、失敗してしまう。そこで舞は結城章(葵揚)に助けを求める。章は工場にやって来て試作品を作ることを提案。事務の山田(大浦千佳)らが残業してそれを手伝う。

一方、めぐみは息子の悠人(横山裕)に土地と工場を売って借金を返し、残ったお金を運転資金にして今まで通りネジを作る道を選択する。