NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」(月~金曜)の25日に放送された第79話の平均世帯視聴率が16・2%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は9・5%だった。平均世帯視聴率の最高記録は第10話の16・9%。

時代は90年代から現在、「物づくりの町」として知られる大阪府東大阪市と自然豊かな長崎・五島列島が舞台。東大阪で町工場を営む両親のもとに生まれたヒロインの岩倉舞(福原遥)は、祖母が住む五島列島で「ばらもん凧(だこ)」に魅入られる。やがて入学する航空学校で“パイロットの卵”である仲間と励まし合いながらフライト訓練に挑み、飛行機で空を飛ぶ夢に向かっていく物語。福原は朝ドラ通算4度目のオーディションで2545人の応募を勝ち抜いて主役をつかんだ。長崎出身の歌手さだまさしが語りを務める。

あらすじは、舞が営業から帰社すると思いもよらぬ客が、めぐみ(永作博美)を訪ねて来ていた。それは航空機産業参入支援セミナーで出会った、菱崎重工の荒金(鶴見辰吾)だった。彼は舞とめぐみにある提案をする。それは航空機の部品を試作してみないか、というものだった。設備的にIWAKURAでは難しいとめぐみは断ろうとするが、舞はまずその部品の図面を見せて欲しいと申し出る。そして舞は検討したいと言う。舞は社員に図面を見せるが、笠巻(古舘寛治)は難しいと話す。舞は東大阪の他の工場に協力してもらおうと提案する。めぐみはやってみようと話す。IWAKURAは初めて航空機部品に挑戦することになった。